GREETINGS ご挨拶
海の恵みを食卓へ。
船橋は、江戸時代から漁師町として栄え、「御菜浦」(おさいうら・おさいのうら)として将軍家に鮮度・品質の良い魚介類を献上する代わりに、漁師は広い漁場を所有する事が認められる等、歴史的背景を基に発展してきました。昭和20年代から30年代には、海苔養殖が、全国でも屈指の生産枚数を誇る一方で、船の動力化に伴い、鮮魚貝類の水揚げも増加し、漁師町として栄えました。船橋市は、船橋駅前の南北にあった2つの民営魚市場を拠点として水産物が流通されていましたが、船橋の市街地化と消費人口の増加に伴い、市勢は急激に発展し、既設市場では規模・機能的に飽和状態となりました。この様な状況下、本市に於いて中央卸売市場建設計画の検討に入り、昭和39年開発計画の策定、昭和44年3月に船橋市中央卸売市場が完成に至りました。当初水産物卸売業者は2社体制でスタートましたが、平成24年4月、現船橋魚市株式会社の1社体制として、豊洲市場水産物卸売会社である大都魚類株式会社と中央魚類株式会社の出資により、経営・営業・業務等の合理化・先進化・活性化を図る事を目指しスタートし、以降、安定的な業績推移の基、現在に至っています。令和2年に地方卸売市場認可となり、一層自由な集荷販売環境のもと業務を拡充し、65万人の船橋市民、630万人の千葉県人、近郊都県の消費者の皆様へ、経営理念である<新鮮・安心・美味しい海の恵みを日々お届けし、地域社会の食生活の充実・安定に寄与し、人々の豊かなくらしとしあわせに貢献する>と言うビジョンを掲げ、日々努力しております。
近年の水産業界は、ウクライナ問題や中東、欧米等、世界経済・政局の変化に伴い、先行きの不透明感が継続するものと考えられます。水産物輸入品に於いては、海外の和食文化の浸透による需要高揚と、為替変動の影響による単価高騰、また気候変動等による全国的水揚げ異常など不安定感はあるものの、船橋市場は地域社会に根差した千葉県独特の需要へのきめ細かな対応と、全国・世界的な集荷先と販路を有し、地域食文化への貢献のみならず、世界マーケットへの発信を進めてまいりたいと思います。
船橋魚市株式会社と言う会社は、箱ではなく、社員そのものです。
今後とも皆様方の、尚一層のお引き立てを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

PHILOSOPHY 経営理念
新鮮・安心・美味しい海の恵みを日々お届けし、
地域社会の食生活の充実・安定に寄与し、
人々の豊かなくらしとしあわせに貢献する
COMPANY PROFILE 会社概要/沿革
会社概要
社名 | 船橋魚市株式会社 |
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所在地 |
〒273-0001 千葉県船橋市市場1丁目8番1号 管理棟3階 |
設立 | 2012年1月 |
資本金 | 1億円 |
代表者 | 代表取締役社長 島脇 義知 |
従業員 | 29人 |
業種 | 水産物卸売業 |
取引銀行 | みずほ銀行 船橋支店 |
主要株主
- 中央魚類株式会社
- 大都魚類株式会社
沿革
1972年 | 創業 |
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2012年01月 | 船橋魚市株式会社 設立 |
組織図

ENVIRONMENTAL
INITIATIVES 環境への取り組み
- 当社は、適正かつ厳格に管理された持続可能な、天然および養殖の水産物を守るため、サステナビリティ活動に真摯に取り組み、過剰・違法な漁獲の大きな要因の1つとされる<違法漁業撲滅>のため、各出荷者との連携によって、トレーサビリティーを厳格に順守しております。
- 同時に、水産物のサプライチェーン機能を、船橋市場水産物仲卸・当社子会社・連携水産加工会社・提携物流荷役会社等を通じて市場機能を十分に活用して担うことで、減少する水産資源を守り、付加価値を高め、有効に水産資源を流通させる活動を実践しています。
- また、当社は資源・エネルギーを大切に使用するために、出荷者からスタートする水産物のサプライチェーンの効率化に積極的に取り組んでいます。
- 一方、船橋市場内におきましては、当社管轄管理棟フロアにおける照明のLED化・センサーライトによる資源の有効活用はもとより、市場内各水産物卸売場におきまして当社車両は、すべてEV化を図り、化石燃料不使用・二酸化炭素不排出・近隣市民に対する低騒音対策を確立し、創立以来、地域社会との共生を実現し、多くの船橋市民・近隣都県から支持を得て、長きにわたり地域社会へ貢献して参りました。